シェアオフィスを問屋町にオープン

(2016年03月18日)

株式会社清水商事

低コストで設備・機器・空間を利用できるシェアオフィス
 
●生まれ育った環境から芽生えた志
 江戸幕府によって近代的な造船所が開設された横須賀。明治時代、この地で海外への憧れが育まれたとしても不思議ではない。㈱清水商事の創業者・清水良平氏は、その横須賀で生まれ育った。現社長清水正樹さんの曽祖父である。ヨーロッパを旅して、西洋の文具に出会ったのを機に「これからは『ステイショナリー』だ!」と、明治42年に横須賀で万年筆など西洋の筆記用具の商いを始め、軍の御用商人として活躍した。
 その後、戦時中に疎開した高崎で、祖父の秀夫氏が文具店を開店。最初の拠点は成田町、その後に寄合町の中央銀座通りに店舗を移転。役所や事業所、学校等に事務用品などを納入する一方、店舗での販売も行った。
 「子どもの頃のえびす講の大賑わいが印象に残っています。中学時代はバブル景気がはじけた後で、銀座通りからかつての活気が失われていく姿に寂しさを感じたものでした」と清水社長。多感な時期の記憶は、その後の事業に結びつく。「人と人が集う場をつくり、そこから地域の活力となるような起業を支援したい」。同社の新規事業である「シェアオフィス事業」は、こんな想いから始まった。
 
●シェアオフィス『イッポ』新規オープン!
 現在問屋町に拠点を構える同社は、事務用品の販売から、情報機器・オフィス家具・オフィスリフォームを手がけるなど、オフィス空間をまるごと創造する事業にシフトしてきた。そして今年1月15日にシェアオフィス『イッポ』を自社の1階にオープンした。
 外観や共有スペースなどに無垢材を取り入れ、一見カフェと見間違えそうなくつろぎの空間をつくりだしている。個室4部屋に駐車場完備、ミーティングやセミナーにも対応するユーティリティルームもある。
 シェアオフィスは空調設備・情報機器・警備システム等を共有化することで、低コストで手軽に自分の仕事場を確保できる利便性の高さが特徴だ。最新の情報機器や仕事に打ち込める空間を必要な時に必要なだけ借りられる。利用者同士のかかわりの中から、お互いのアイデアやネットワークなどを活用し合えるといった副産物も大いに期待できる。
 起業の足掛かりとなる仕事場に、事業エリア拡大の拠点に、小規模な講習会や顧客へのプレゼンテーションの場に、1週間から借りられる「場」の有効活用を考えてみてはいかが?

清水さん

代表取締役 清水正樹
高崎市問屋町西1-1-3
TEL:027-362-8484

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