新型コロナウィルス感染者で知事会見

(2020年03月8日)

患者は太田市の女性で重症

 

山本一太知事は3月7日に臨時記者会見を行い、新型コロナウィルスの感染者1人が群馬県内で確認されたことを発表した。また8日に追加情報の臨時記者会見を行った。

 

発表によれば、確認されたのは太田市内の保育園に勤務する40代の女性で、県内の医療機関に入院し、重症という。

 

女性は、2月27日は一日勤務したが倦怠感など体調不良があった。28日はマスクを付けて出勤したが早退し、29日に38度台の発熱と鼻水で仕事は休み、医療機関Aを受診。ここでのインフルエンザ検査は陰性となった

 

3月2日はマスクを付けて出勤したが、体調不良のため2時間で早退した。3日以降は出勤していない。

 

3日は自宅療養をしていたが39度台の発熱、咳、鼻水、関節痛で医療機関Bを受診した。レントゲン撮影をしたが、肺炎像を認めず抗菌薬を処方された。4日、5日は自宅療養していたが下痢の症状も加わった。

 

6日に咳や息苦しさが続き、医療機関Bを再受診し、レントゲンで肺炎が確認され、Bの医師から帰国者・接触者センター(保健所)に連絡、医療機関Cを紹介され、受診し入院した。医療機関Cで検体採取し、他の感染症の簡易検査は陰性であったため、新型コロナウィルス感染の疑いがあると診断された。7日に県衛生環境研究所のPCR検査で陽性と判明した。

 

患者は重症で医療機関Cの集中治療室に入院しており、聞き取りが難しい状況になっている。詳しい容態の説明は避けた。

 

海外渡航歴はなく、医療機関受診の際はマスクを着用し、他の患者と接触しないようにした。また発症前2週間以内に県外に車で外出しているが、これまで集団感染が報告されている施設には立ち寄っていないという。

 

濃厚接触者は両親、親族、勤務先園児・職員全員の合計152人となっている。2週間の健康観察を開始し、外出自粛を依頼した。7日に連絡した。発熱などカゼの症状が出た場合はPCR検査を実施する。

保育園関係者3人に発熱・咳のカゼの症状が出ているということで、山本知事はできるだけ早くPCR検査を実施したいと述べた。3人の性別や年齢など詳細は避けた。

 

山本知事の記者会見は群馬県ホームページ、ユーチューブで閲覧できる。

https://www.pref.gunma.jp/chiji/o7000001.html

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