「今年の高崎まつり開催は」ラジオで市長が所感

(2020年05月24日)

7月~9月のイベントは・・・

新型コロナウイルスの影響で、今年の高崎まつりは、開催されるのか、中止になるのか。どちらに決まっても市民から賛否が噴出しそうだ。

 

高崎市の富岡賢治市長は、5月23日に放送されたラジオ高崎の番組「マケルナラジオ」で今年の高崎まつりの開催について「関係者も多いので意見を聞いていきたい」と述べる一方、「7月、8月あるいは9月までイベントはできないのではないか。私もつらい」と慎重な考えを示した。

 

今年の高崎まつりは、東京オリンピックが予定されていたため、警備等の安全面を考慮し、日程を1カ月遅らせ、9月5日(土)と6日(日)の開催が予定されている。5日夜に大花火大会。二日間の人出は約70万人(高崎観光協会)。主催は実行委員会。

 

ラジオ高崎の「マケルナラジオ」は、新型コロナウイルス感染拡大防止と影響を受けている市民や商工業者の取り組みを発信する情報番組でゴールデンウィークから週2回放送されている。5月23日の放送は、富岡市長が出演し高崎市の取り組みについて語った。

 

6月1日から学校再開

富岡市長は高崎市内における新型コロナウイルス感染者の確認状況について「油断してはいけないが、市内は落ち着いている」と述べ、感染防止対策を行いながら6月1日から学校再開に踏み切る考えを示し、再開する上でのポイントを説明した。

 

高崎市単独の給付金は困難

高崎市は3月から実施している緊急融資対策と県・国による融資対策や定額給付金の手続きについて説明した。

また、市長は市民から、高崎市独自の給付金について要望を受けることがあるが、仮に「1世帯に1万円を支給した場合、高崎市内には16万世帯あるので、16億円になってしまうので、高崎市単独ではできないと考えている」と述べた。

 

7月~9月のイベントはできないのでは

これから予定されているイベントについては「高崎はイベントが特に多い。楽しみにしている人もたくさんいる。しかし人がたくさん集まることは避けなければいけない。7月、8月あるいは9月までのイベントは申し訳ないができないのではないか。主催者と相談し、整理している」と述べ、「高崎まつりをどうするか。もう少し時間をいただきたい。関係者が多く、意見を聞いていきたい」と話した。

 

「7月、8月、9月くらいのイベントはできないという感じではないか。主催者の意見をよく聞きたい。私自身もつらい」と付け加えた。

 

一方「あまり怯えてばかりではまちが沈没してしまうので、工夫してできるものはやっていく考えだ。過剰に埋没させてはいけないと思う。規制だけするのであれば簡単だ。規制の出口をつくっていくことは知恵が必要だ。気を引き締めてベストを尽くし、その上で元気が出る活動を確保していきたい」と市民の理解、協力を求めた。

 

 

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