コロナ対応とイベント見直しで大幅補正

(2020年06月9日)

6月議会補正予算

高崎市は6月10日から始まる高崎市議会に、60億9千万円を増額する一般会計補正予算をはかる。

 

今回の一般会計補正予算は、増加した新型コロナウイルス対策費を盛り込むとともに、既に中止になったイベント、これから中止または縮小になるイベントの事業費、不要費用等を減額するもので、増減の差引額は60億9千万円の増加。この補正で予算総額は2109億4114万円となる。

 

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により実施が困難となった事業、人が集まることで「密」が生じる可能性のある事業は見直しが行われているようで、イベント等の中止・縮小は関係者との協議も行われた。

対象事業は多岐に及んでおり、予算の組み変えも広範となった。

 

一方、新型コロナウイルス感染症対策など、市内商工業者の需要が拡大した金融事業は、60億円の増額補正となった。

また、今回の補正では、小中学校等のIT化予算として2億円を盛り込んだ。

 

議案書では、減額となった事業の概要は次のようになっている。

観光活性化支援事業では、各地域の夏祭りも含まれているが、開催の詳細について、主催者から正式に発表されていない事業もあり、高崎市議会の議論を経て、今後、情報提供されると考えられる。

 

事業名=補正金額(減額分)

 

高崎ブランド・シティプロモーション事業委託料=2000万円。

東南アジア映画交流事業=700万円。

高崎芸術劇場・高崎アリーナ企画誘致事業委託料=8700万円。

たかさき縁結び応援団補助金・婚活支援事業補助金=500万円。

高校生バンドフェスティバル・タカサキダンスフェスティバル開催委託料=750万円

芸術文化活動促進事業補助金=7357万円

(主な対象事業=まちなか音楽、スプリングフェスティバル、森とオーケストラ、高崎光のページェント、高崎音楽祭、ストリートライブどこもかしこも、本因坊高崎対局各補助金ほか)

くらぶちこども天文台・天体観望会=200万円

文化施設指定管理料=1億2400万円

スポーツ振興事業=2億2455万円

(主な対象事業=プロ野球イースタンリーグ公式戦、榛名湖リゾートトライアスロン、榛名湖マラソン、高崎美スタイルマラソン、ジャパンカップ国際女子ソフトボール大会in高崎、チアリーディングアジアインターナショナルチャンピオンシップ、全国空手道選手権大会、世界空手道選手権大会、UTSUGI CUP U15世界女子ソフトボール大会、ソフトボールアジア大会ほか)

高崎ものづくり海外フェア開催補助金=5000万円

観光宣伝事業(高崎の食発信事業・高崎スイーツフェア開催委託料など)=2477万円

観光活性化支援事業=1億5213万円

(主な対象事業=しんまち桜まつり、たかさき春まつり、高崎まつり、山車まつり、たかさき雷舞フェスティバル、たかさき能、くらぶちの夏祭り、箕郷ふるさと夏祭り、新町ふるさと祭り・花火大会、大道芸まつり、ぐんま「はにわの里」夏まつり、榛名ふるさと祭り、吉井ふるさと祇園祭りなど各補助金など)

豊岡新駅(仮称)調査委託料・豊岡経大大橋(仮称)調査委託料=1500万円

ホテル招致調査委託料=1000万円

高崎市民スポーツパーク(仮称)整備事業=4000万円

 

 

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