ソフトボールU15・6カ国代表が対戦

(2023年06月4日)

試合後に交流する日本(赤ユニフォーム)・タンザニア(白ユニフォーム)

宇津木カップ2023

日本、中国、イタリア、メキシコ、タンザニア、アメリカの6カ国が参加する15歳以下の女子ソフトボール大会「UTSUGI CUP U-15 国際女子ソフトボール大会 in 高崎」が、6月3日、4日に高崎市ソフトボール場宇津木スタジアムで開催された。

この大会は2020年に予定されていたが、コロナ禍で延期になっていた。

 

3日はグループA(日本、メキシコ、タンザニア)とグループB(アメリカ、イタリア、中国)による予選、4日は順位決定戦が行われた。4日の決勝はグループA・1位の日本とグループB1位のアメリカが対戦し、お互いに球速100kmを超える投手戦の末、延長6回・タイブレークでアメリカが1点を得点し、アメリカが1対0で優勝した。

なおU15日本代表は東京2020で金メダルを獲得した元ビックカメラ高崎の山本優氏がヘッドコーチを務めている。

 

決勝戦に先立ち、高崎市の富岡賢治市長が始球式を行い、「ソフトボールがオリンピックの正式種目になるよう協力したい」とあいさつした。

 

ソフトボール競技の強化に取り組むタンザニアは、この大会が初めての国際大会となったそうだ。試合にはコールドゲームで敗れたものの、元気あふれるプレーで会場をとりこにした。アフリカで野球・ソフトボールの普及に取り組み、タンザニアに随行した一般財団法人アフリカ野球ソフト振興財団の友成晋也理事長は「タンザニアチームは、元気いっぱいにソフトボールをエンジョイし、人々の記憶に残る(爪あとを残す)プレーをめざしてきました」と話す。

この大会を提唱した元ソフトボール女子日本代表監督の宇津木妙子さんは「感動のひとことです。タンザニアとの試合を通じて、各国の選手はソフトボールの原点をあらためて感じてくれたと思います。ソフトボールを通じて高崎を世界に発信することができました」と意義を語った。

 

大会の運営には高崎市立佐野中学、中尾中学のソフトボール部員が協力し、各国代表チームと交流する風景が、2日間を通じてスタジアムの各所で見られた。

 

大会結果

1位=アメリカ、2位=日本、3位=メキシコ、4位=中国、5位=イタリア、6位=タンザニア

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