建物倒壊を想定し救助訓練

(2023年10月16日)

内部の鉄筋などの状況を把握しながら作業

国際消防救助隊

倒壊した建物での救助活動を想定し、高崎市等広域消防局は、10月10日に解体中の高崎市労使会館を使って救助訓練を実施した。

 

高崎市等広域消防局は、管内の災害だけでなく、海外で発生した災害に派遣される「国際救助隊員」割り当てられており、6人在籍している。今回の訓練は、隊員の技術向上と次期隊員の育成をめざす。

 

地震、ビル倒壊、土砂崩れなど狭い空間に閉じ込めた要救助者を救助する際、鉄筋コンクリートの天井や床、壁を部分的に破壊して開口するなどの技術(ブリーチング技術)と隊員間の連携が重要。床や壁に穴を空けて開口させるまでを再現し、手順や時間、狭い空間での作業環境の管理などを確認した。

 

高崎市等広域消防局では榛名分署に災害対策用の訓練場を設けているが、実際の建造物を使った訓練は、貴重な機会となった。

高崎市等広域消防局では「海外では石材などの建築物が多い。他国のチームとも一緒に活動できるよう、技術の向上、確認に努めていきたい」と話している。

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