多胡郡衙に関連する区画溝を調査

(2023年10月23日)

区画溝について担当職員から説明

調査成果の現地説明会

高崎市教育員会は、10月21日に多胡碑周辺遺跡の令和5年度の調査(第13次調査)成果について現地説明会を行った。当日は1時間程度の説明会が4回行われ、研究者、市民の関心が高く、約160人が参加した。

 

高崎市教育委員会は多胡碑周辺遺跡の範囲を確認するために平成23年度から発掘調査を行っている。これまでに多胡碑の南約350mの段丘上に、多胡郡衙を構成する倉庫群(多胡郡正倉跡)と、これを囲む区画溝が見つかっている。また令和元年には正倉跡の北側で区画溝がみつかり、郡衙関連する区画の確認が進んでいる。

 

令和5年度は段丘下の調査が進められ、区画溝の調査が行われた。多胡碑から南に約270mの地点で北辺区画溝が確認された。また正倉と同時期の竪穴状遺構が確認され、土器なども出土した。

 

高崎市教委では、今後も多胡碑周辺調査を進め、多胡郡衙の広がりや変遷を検討していきたいとしている。

 

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