「世界の記憶」登録一周年を記念

(2018年11月25日)

上野三碑世界記憶遺産登録推進協議会・横島会長のあいさつ
南八幡・吉井・城山小児童の記念宣言

上野三碑

上野三碑のユネスコ「世界の記憶」登録1周年を記念する式典が11月24日(土)に吉井運動公園体育館で行われ、関係者300人が参加した。

上野三碑「世界の記憶」登録を進めてきた推進協議会の横島庄治会長は「地域の皆さんが三碑に磨きをかける主役となり、世界の上野三碑として光輝く活動をしてほしい」など、三碑を次の世代につないでいく活動について話した。

大澤正明知事は「この地域で1300年守られたことに大きな意義があり、三碑の価値や魅力の発信に取り組んでいきたい」とあいさつ。富岡賢治市長は「三碑を普及させていく組織を作り、高崎市が事務局となって進めていきたい」と今後の方向を示した。

推進協議会名誉会長の福田康夫元総理は、昨今のアジア情勢を踏まえ「上野三碑は日本、中国、韓国の文化交流の証。三碑は日本の誇り、世界の誇りとなり得る、これからも大いに活用してほしい」と、市民の取り組みに期待した。

 

上野三碑ボランティア会(森賢六会長・会員70人)、山上碑・金井沢碑を愛する会(小嶋博会長・会員200人)、上野三碑をつなぐ会(木内幸一会長・会員130人)に感謝状が贈られた。

 

校区内に三碑が所在する南八幡小、吉井小、城山小の児童が、三碑への思いを発表するとともに「上野三碑を大切にしていきます」とうたった記念宣言を朗読した。

これまで、「世界の記憶」登録を目標に活動してきた協議会は今年度で一区切りとし、今後は高崎市を事務局に、ボランティアや地域による三碑の保存継承活動、観光につながる活動を更に発展させていく。

 

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