通学路の安全対策で成果

(2017年03月17日)

横断歩道引き直しは1~2年待ち

 高崎市は通学路の安全対策について高崎市議会一般質問で田角悦恭議員の質問に答え、実施状況を述べた。
 高崎市は、子どもたちを交通事故から守るため、通学路にグリーンベルトや交差点等のポール、道路の起伏で減速を促す「ハンプ」の設置、「ゾーン30」などに取り組んでいる。
 グリーンベルトは、平成27年度が9校区約18・8km、平成28年度は11校区約23kmを整備した。高崎市では平成25年度から集中的に整備し、平成28年度末の整備状況は、32校区68kmとなり、整備後は地域から評価されている。
 通学路のハンプ整備は平成28年度から始まった事業で、平成28年度は15校区に整備となる。ハンプは段差による物理的な減速効果と道路標示による視覚的な注意喚起を促す。
 ゾーン30は、群馬県警と高崎市により24年度から実施しており、24年度に3地域、25年度に2地域、26年度に3地域の計8地域が指定され、速度制限時速30kmの規制表示し、指定エリア内の交通安全意識を促す効果もある。
 またカーブミラーは平成27年度末で旧市内7991基、群馬地域1927基、箕郷地域1189基、倉渕地域187基、新町399基、榛名地域1466基、吉井地域1430基、1万4589基となっている。ミラー径は、設置現場の状況によって60cmか80cmで、アクリル樹脂製を採用。
 田角議員は、横断歩道の白線が消え、わかりにくくなっているので、引き直してほしいと警察に地元区長と学校長が連名で要望したところ、1年から2年後になるという対応で、地元ががっかりしたことを紹介した。この件は市民経済常任委員会でも取り上げられ、学校に近く緊急を要すると考えられる箇所について、富岡市長は「順番待ちになってしまうので、繰り返し何度も要望していく。一生懸命やっていきたい」と考えを示した。

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