6年ぶりに8兆円超/工業出荷額

(2015年10月9日)

高崎の食品産業も好調

 群馬県がまとめた平成26年工業統計調査の速報で群馬県内の製造品出荷額等が前年比5208億円(6・7%)増加し、8兆2435億円となったことが示された。3年連続の増加で、6年ぶりに8兆円を超えた。都道府県別の出荷額順位は13位で、前年よりも1つ順位を上げた。
 事業所数は、26年度は5018事業所で前年比187事業所の減となり3年連続減。従業者数は19万6476人で前年比1252人増となり2年連続増。
 従業者数では、「100人以上の事業所」が11万362人で3115人増、「4人~29人」が4万5294人で1718人減、「30人~99人」が4万820人で145人減。県内の工業が好調ぶりを示す中、小規模事業者は苦しい状況もあるようだ。
 業種別の出荷額では、上位産業は、輸送機器が前年比8・5%多い3兆1500億円と好調が続いている。食料品が1・6%増の6599億円、業務用機器が28・0%増の5842億円、化学が8・2%増の5396億円、プラスチックが4・6%増の4602億円。
 市町村別の出荷額は、太田市が前年比10・4%増の2兆5942億円、伊勢崎市が12・9%増の1兆1754億円、高崎市が2・1%増の7205億円、大泉町が2・9%減の5682億円、前橋市が1・0%増の5561億円。
 高崎市の事業所数は676事業所で前年に比べ40事業所(5・6%)減。従業者数は2万5061人で301人減。産業別の出荷額は化学が1717億633万円(6・6%増)、食料品1596億4349万円(11・8%増)、金属製品が543億2704万円(2%増)となっている。

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