荒れた竹林/里山林をきれいに

(2018年02月10日)


緑の県民基金活用

群馬県は、群馬の森林を県民共通の財産として守り、育て、次世代に引き継ぐことなどを目的に、平成26年4月から「ぐんま緑の県民税」を導入した。平成30年度までの5年間を期限に個人は年間700円が賦課されて基金となっており、森林づくり、森林環境の保全、改善などに使われている。

森林の放置により、災害の発生や、有害鳥獣の棲みかとなってしまうこと、景観の悪化などが全国で問題となっている。高崎市では緑の県民基金を活用し、市町村提案型事業を実施している。

荒廃した里山平地林の整備は、住民では整備困難な竹林や里山林を市が直接整備するもので、2年目以降からは事業費の補助を受けた町内会やNPO、ボランティア団体などが草刈りなどの維持管理を実施する。

これまでの整備面積は、平成28年度までに倉渕地域で0・5ha、榛名地域で3・5ha、吉井地域で12・9ha、計16・9haが整備されている。

平成29年度は高崎地域で2ha、倉渕地域で0・5ha、吉井地域で0・5ha、計3haの整備を予定。

貴重な自然環境の保護・保全として群馬県のレッドデータで絶滅危惧種に指定されているクマタカなどの生息地である鳴沢湖周辺の下草刈りを行う団体を支援している。

森林環境教育・普及啓発では、森林での観察会や林業体験、木工クラフト体験、ホタル観察会を行う倉渕親子体験ツアーを実施した。環境教育としてネイチャークラフト体験、観音山散策を行っている団体を支援している。

高崎市独自提案事業として、町内会、NPO、ボランティア団体が鳥獣被害から自分たちの地域を守るため、竹林や里山林を整備して、人里との間に緩衝帯をつくる里山元気再生事業が行われている。事業実績では平成26年度から28年度の3カ年で45件、8・8haの整備を行った。3年間の事業費合計7700万円に対し、県民基金事業から6600万円が充当されている。

これまで放置されていた里山林、竹林の整備が、高崎市と町内会、NPO、ボランティア団体が連携し、継続的な取り組みになっている。自然観察会や林業体験に子どもたちが参加することで森林や環境に対する理解が深まる。住民が協力して草刈りなどの作業を実施することで、交流が生まれ地域コミュニティの活性化にもつながっている。

一方、里山を維持管理する地域の人員が不足している、里山林の所有者や境界の特定に時間を要するケースなどの課題もあるという。

(高崎新聞クールチョイスニュース)

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