『南総里見八犬伝』と群馬

(2018年09月26日)


県立女子大とのコラボレーション企画も

曲亭馬琴が28年の歳月をかけて執筆した大長編で江戸時代を代表する文芸作品『南総里見八犬伝』と群馬の深い結びつきを紹介し、さらにアートやサブカルチャーなどの様々な視点からも、時代を超えて愛される八犬伝の魅力を探る展示が10月6日(土)から土屋文明記念文学館で始まる。

 

『南総里見八犬伝』は安房国(千葉県の房総半島南端)で室町時代に実在した武士・里見氏や実在の地名も登場し、不思議な力で集まった八人の犬士が活躍する。物語の舞台は安房国だが、この里見氏のルーツは上野国(群馬県)とも言われ、物語の中にも群馬の地が重要場面の中に登場する。

 

今回の展示では、群馬との深い結びつきのほか、八犬伝の世界を描いた浮世絵や絵草紙、懐かしのNHKの名作人形劇「新八犬伝」で辻村寿三郎が手がけた人形なども展示される。また会期中は記念講演会のほか、講談師・神田真紅が八犬伝を語る“口演会”、県立女子大学とのコラボレーション企画「近世絵画で楽しむ『南総里見八犬伝』」「『南総里見八犬伝』とサブカルチャー」なども開催。八犬伝が様々なアートやカルチャーと融合しながら、時代や世代を超えて今も愛され続ける、八犬伝の独特の魅力に迫る企画展となる。

 

 

会場:群馬県立土屋文明記念文学館

会期:2018年10月6日(土)~12月9日(日)

開館時間:午前9時30分~午後5時まで ※観覧受付は午後4時30分まで

休館日:火曜日

観覧料:[一般]410円 [大高生]200円 ※中学生以下無料

※20名以上の団体は割引料金

※障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料

問合せ:TEL. 027-373-7721

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