セーラー服と機関銃試写会

(2016年02月8日)


橋本環奈さんらが舞台あいさつ

 高崎で、ほとんど全編が撮影された映画「セーラー服と機関銃-卒業-」の試写会が6日に高崎電気館で行われ、この映画の前田弘二監督と主演の橋本環奈さんが舞台あいさつした。試写会には、市内在住在学の高校生約200人が抽選で招待された。橋本さんが、映画と同じセーラー服姿で登場すると会場から大きな歓声が沸き起こった。
 試写会での上映を前に、橋本さんは「この作品を、初日に撮影した電気館で皆様に披露できることを心からうれしく思っています。撮影期間中は多くの方にあたたかく迎えていただき、ありがとうございます。高崎で、高崎のみなさんと作り上げた作品と思っています」、前田監督は「昨年の夏、高崎市のみなさんに協力いただき、多大な力を借りて撮影できました。皆さんの力がなければできなかった映画だと思います」と語った。
 現役高校生の橋本さんは、この映画の撮影のため昨年の夏休みの1カ月間、高崎に住み「一番思い出に残る夏休みでした。撮影の無い時は、だるまの絵付けや果物狩りをして、とても充実していました。高崎は、福岡県民としてはあまり詳しくなくて、どこだろうと思っていました。ロケで初めて来て、本当にすばらしいまちでした。1カ月で帰らなくてはなりませんでしたが、帰りたくないと思える場所でした」と振り返った。
 高崎について、前田監督は「高崎を紹介されて一目ぼれしました。昭和の雰囲気が漂うまちなみと近代的なまちの雰囲気があり、まち全体に色々な表情が見えます。映画に本当にぴったりで、プロデューサーにも見てもらい、完璧だ、伝説の映画になると盛り上がったことを覚えています」と高く評価した。
 富岡市長は「高崎では、年間に70本の撮影が行われている。この映画は、ほぼ全編が高崎で撮影された作品で、大変にうれしい。何回も見に行ってほしい。これからも撮影協力に力を入れていきたい」と笑顔でPRした。また、映画のヒットを祈念して、前田監督、橋本さん、富岡市長の3人でだるまの目入れを行った。
 「セーラー服と機関銃-卒業-」は角川映画40周年記念作品で、「セーラー服と機関銃」は映画史に刻まれる大ヒットシリーズ。本作は、地方都市の高齢化の課題や危険ドラッグなど、現代の問題も盛り込みながら、まちを救うために命がけで戦う女子高校生組長の葛藤、一途で熱い姿が、市民に馴染み深い高崎のまちを舞台に描かれる。このシリーズの定番となる機関銃シーンも見どころ。3月5日から109シネマズ高崎、イオンシネマ高崎など県内劇場で公開。3月26日からシネマテークたかさきでも上映される。

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