優位な立地を生かし交流のハブに

(2016年05月18日)

左から山田さん、渡邉さん、伊藤さん

人情市200回記念シンポ

 もてなし広場で毎月開催されている人情市が、今週の5月22日(日)に200回を迎えることを記念し、高崎を考えるパネルディスカッション「地方創生とは 高崎は生き残れるのか」が17日に高崎シティギャラリーコアホールで開催された。
 記念講演で、内閣府地方創生推進本部次長・伊藤明子さんが「高崎市の地方創生に期待する」をテーマに、急激な高齢化と人口減少について問題提起した。伊藤さんは「現在、高崎市は人口が増加しているので危機感が薄いようだ、東京でさえ人口減少に転じる時がくる。高崎を群馬、関東、日本、世界の中で考え、立地の優位性をもっと生かして発展してほしい」と話した。
 パネルディスカッションは、伊藤さん、NPO法人CANPANセンター代表理事・山田泰久さん、Lactivator代表・渡邉俊さんが登壇し意見交換した。山田さんは高崎市出身、渡邉さんは安中市出身で、現在は東京、神奈川でNPOや起業支援に携わり、高崎や群馬を首都圏で発信する取り組みも実践している。地方から、東京への人口流入を食い止めるためにも高崎の力が期待され、高崎が群馬の交流のハブとして機能していくことの重要性などについて語られた。
 22日(日)に人情市が200回を迎え、主催のNPO法人やる気堂の関口真作さんは「これからも楽しいことをたくさん仕掛けていきたい」と意欲いっぱいに話していた。当日は、200回記念として「痛車・コスプレ」イベントや釜石の牡蠣を100円で特価販売するなど、企画が盛りだくさんとなっている。開催時間は午前8時30分から午後3時。

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