高崎産食材の魅力を創造

(2016年07月27日)

原田さん(右)に高崎の伝統食を学ぶ石川さん

高崎food-trip創造委員会

 高崎の食の魅力を創造し、全国に発信していこうとプロの料理人と高崎市内の農業生産者らによる研究会が、26日に倉渕地域の道の駅「小栗の里」で行われた。
 この研究会は、「旅するシェフ」として活躍する石川進之介さんをプロデューサーに、高崎市内の食の関係者や高崎観光協会によって先月、立ち上げられた「高崎food-trip創造委員会」が開催したもの。
この日は、「小栗の里」で開発された人気メニュー「冷たいおっきりこみ」が考案者の原田カヅ子さんから紹介され、石川さんが高崎の伝統食を体験。石川さんは地域の食文化に立脚していきたいと考えている。また、石川さんによる倉渕特産「陣田みょうが」ピクルスや、同じく倉渕特産のニジマス「ギンヒカリ」を使った石川さんの新しいメニューが披露された。
 参加者は、試食やピクルスづくりを体験し、石川さんのアイデアや倉渕の食材の魅力を学んだ。
 同委員会によるイベントは、今年度4回の開催を予定しており、今回が2回目。石川さんは、「食のストーリー性が大事」と考え、何度も高崎を訪れ高崎の食材や風土を研究している。この日に石川さんが披露した「ギンヒカリ」の新メニューは、戦前に東京・ロンドン間の飛行に成功した倉渕出身の飛行家・塚越賢爾(つかごし・けんじ)をオマージュしたという。石川さんは、高崎のおっきりこみの魅力や高崎産食材の可能性について参加者と意見交換しながら「高崎から生まれた食を未来につなげていきたい」と話している。9月には、市民参加型のイベントを榛名地域で開催される予定。委員長の青島さんは「石川シェフとコラボレーションし、商品化も考えていきたい」と意欲を示している。

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